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自動化技術基礎講座のご案内

2010年度自動化技術基礎講座

はじめに

自動化の技術を体系化し、継承することは、メーカ・ユーザー・コンサルタント・学者研究者の横断組織である当協会の責任です。
この講座を受講し、身につけることによって、「自分流の自動化技術」の成長が何年分か促進されることを願っています。
自動化技術に関する13テーマ、全10回の講座を行います。また昨年度より当協会が並行して実施している「メカトロニクス技術認定試験(TTAM)」受験にも参考となるようにカリキュラムを追加しましたので奮ってご参加下さい。

講座の特徴

主に若手技術者の社員研修としてご利用いただいています。

法人会員は5名、個人及び特別会員は1名まで、受講料は無料です。

各講座は独立した内容となっているので、特定の講座のみを受講することも可能です。

開講の約一ヶ月前に、会員の皆様にメールおよびFAXでご案内いたします。
非会員の参加も歓迎いたします。ご案内を希望される方は、お手数ですが当会事務局までご連絡ください。

年間を通し、全講座を受講された方には、当協会より修了証をお送りしています。


2010年度 自動化技術基礎講座 開講日程

東京、名古屋の2会場に加え、関西会場(京都or大阪)3会場にて開講する事になりました!

各講習時間 10:00〜12:30
        休憩1H
        13:30〜16:00

タイトル 開 講 日
東 京 名 古 屋 関 西
(1)自動化システム概論     2010年6月18日(金) 2010年6月19日(土) 2010年6月25(金)
(2)メカトロニクス(TTAM) 2010年7月15日(木) 2010年7月17日(土) 2010年7月23日(金)
(3)-1 空気圧の利用
(3)-2 モータの利用
2010年8月20日(金) 2010年8月21日(土) 2010年8月27日(金)
(4)自動機の制御(シーケンス制御) 2010年9月24日(金) 2010年9月25日(土) 2010年10月1日(金)
(5)カム&インデックスの活用 2010年10月15日(金) 2010年10月16日(土) 2010年10月22日(金)
(6)-1 回転と直動ガイド 
(6)-2 部品の自動供給  
2010年11月18日(木) 2010年11月20日(土) 2010年11月26日(金)
(7)-1 運動制御
(7)-2 識別システム入門
2010年12月17日(金) 2010年12月18日(土) 2010年12月22日(水)
(8)ロボットの利用
  
(加工現場、クリーンルーム) 
2011年1月21日(金) 2011年1月22日(土) 2011年1月28日(金)
(9)ロボットの利用
  (組立現場・安全)
2011年2月18日(金) 2011年2月19日(土) 2011年2月25日(金)
(10)センサーと自動機械システム 2011年3月10日(木) 2011年3月12日(土) 2011年3月16日(水)

   ※ 黄色で色づけしている講座はメカトロニクス技術認定試験(TTAM)対応講座です。
   ※ タイトル・講師・日程等変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

自動化技術基礎講座 演題

(1)自動化システム概論

講師:吉川博氏(吉川技術士事務所所長、技術士、自動化推進協会理事)
    1.「自動化技術史」、2.「自動化設備の計画、設計」、3.「製品設計の改善と評価」、4.「設備の本質安全化」
基礎講座を進めるにあたって、自動化技術開発過程を俯瞰するところからはじめたい。
珠玉の知の遺産の存在とその活用について考えを巡らせ、直面する開発、設計業務にうまく生かす、データマイニング的な技術について学ぶ。
自動化設備を具体的に計画、設計する場合、どの工程をどのような手段で自動化するのかを明確にする必要がある。
現在のコンカレントな開発環境の中での効率的な自動化計画について説明したい。また、生産量の激変のなかで高品質で安定した製品を継続して生産する手段、手法についても検討する。
あわせて、製品や設備を開発する上で強く求められるようになってきた、本質安全化の考え方および設計者としての対処の仕方について学ぶ。

(2)メカトロニクス(TTAM)

講師:熊谷卓氏(叶V興技術研究所 代表取締役、技術士、自動化推進協会常任理事)
1.「生産設備の構成要素」 2.「巧妙性実現の手段群」 3.「生産性向上の4手法」 4.「メカトロニクス技術認定試験で高得点を取るために」
自動化推進協会が主催する「メカトロニクス技術認定試験(TTAM)」を念頭に置き生産設備のための メカトロニクス技術について、実習を交えて解説します。
工場内で実際に生産を行っているのはすべて作業ユニット群です。そして生産性向上の基本は、これらの作業ユニットの高速化と併行作業化であり、その各々に2つずつの実行手法があります。
これらの目的機能を実現するために、各種の作業ユニットと、その組み合わせによる生産システムを自在に設計できる技術者、すなわち「メカトロニクス技術者」が、今、世界的に求められています。
本講座では、生産設備に用いられる各種の作業ユニットの構成モジュールを実際に組み合わせて実習する「実機構成シミュレーション」によって理解を深めるとともに、「メカトロニクス技術認定試験」で高得点を取れるよう、具体的な実習・解説を行います。

(3)-1 空気圧の利用/(3)-2モータの利用

   講師:大川滋氏(潟Rガネイ NB本部開発部)
「空圧駆動と伝達機構を選択する」
油空圧装置は、流体の圧力を利用したアクチュエータであり、これにも多くのタイプがある。特徴を活かすために、使用条件に応じた選定が重要である。この単元では、カタログの見方と実用事例で見受けられる間違った使い方を解説する。TTAMの空圧駆動例題についても問題と回答についての解説を行う。

   講師:木村智樹氏(オリエンタルモーター鞄結梹x社 技術セミナーグループ)
「モータ駆動と伝達機構を選択する」
アクチュエータはモータ(電動機)と油空圧に大別できる。モータは電気エネルギーを機械エネルギーに変換する電磁機器だといえる。モータには直流モータ、交流モータ、ステッピングモータ、サーボモータなど様々なタイプがあり、それぞれの長所と短所を理解した上で、コストパフォーマンスを重視した選定が望ましい。この講座では、モータの最適な使い分けを中心に、各種モータの特徴を扱う。

(4)自動機の制御(シーケンス制御)

  講師:熊谷英樹氏(叶V興技術研究所、メカトロニクス技術認定試験委員)
   「ゼロからはじめるシーケンスプログラム」
自動化ラインを構築する際にプログラマブルコントローラ(PLC)は制御系の要です。本講座では、PLCを使った制御システムを作るうえで必要となる基本的な知識の習得を目標にしています。PLCの構造の話から、自動化システムを制御するプログラムの作り方までの一連の技術をやさしく解説します。
更にTTAMのPLC制御回路の例題についても問題と回答についての解説を行います。
題目
1.シーケンス制御とは
2.PLCを使った制御方法
3.PLCの構造と内部演算
4.簡単な制御プログラムの作り方
5.自動化装置のシーケンス制御
6.自動化ラインとPLC制御

(5)カム&インデックスの活用

   講師:西岡雅夫氏(工学博士、西岡機構研究所 所長、自動化推進協会理事)
カム機構は難解で、避けて通る設計者も多い。しかし、装置の可動部には不可欠の要素である。カム曲線とカム機構に関わる計算手順を平易に扱いながら、カムについて理解を深める。また、平面カム機構と立体カム機構、そしてトラブル解消法など、カム機構で何が出来るかを解説する。

更にカム式インデックス装置の種類と特徴、メーカのカタログに記載されている精度とカム曲線の意味、機種選定方法などを解説する。また、代表的な用途である回転テーブルとコンベアを例にして、計算方法と駆動系の構成など、実用化するための基礎知識についても触れる。

更にTTAMのカム機構例題についても問題と回答についての解説を行う。

(6)-1 回転と直動ガイド/(6)-2 部品の自動供給

  講師:青木慎史氏(THK葛Z術開発統括部 技術開発第一部 技術開発第一課 主任)(交渉中)
   「回転と直動を正しくガイドする」
回転軸受を導入話題として、直動案内について説明する。直動案内は、日本発の技術であるが、昨今、国際規格として新しく制定されようとしている。この直動案内の種類と特徴、選定の考え方について概説した上、特にオプションについても解説する。

  講師:浜谷徹氏(自動化推進協会理事)
   「自動供給と回収のノウハウ」
搬送手段は自動機をサポートする周辺装置である。自動機、製品、環境条件等に応じて、コンベア、送り棹、無人搬送車、ロボット、空気圧など千差万別なシステムが利用されている。規格化あるいはカタログ化出来るものではない。機械加工、組立、包装といった工程の視点から、また自動車部品、電子部品、食品などの業種的な観点から、実用事例とノウハウを分析する。


(7)-1 運動制御/(7)-2 識別システム入門

 講師:須田 大春氏 (慨DL 代表取締役、自動化推進協会 事務局長)
   「運動制御の基礎と実際」
運動制御について初心者を対象とした内容です。モーションコントロールボードの機能や使い方を中心に、位置決め制御の基本的な技術をやさしく解説します。クロソイドスプライン補間、スマートカムにより加減速制御を用いた運動制御について、実際の使用例を交えて説明します。

 講師:高井 弘光氏 (潟fンソーウェーブ 自動認識事業部 技術企画部 主幹)
   「自動化のための識別システム入門−QRコードを例として−」
バーコード、二次元シンボル、RFID、ICカード等、様々な媒体が自動化のための情報入力手段として用いられている。
本講座では、初めに自動化に用いられる識別技術の基礎知識を説明する。それぞれの技術の識別原理と特徴を学ぶことで、実際にどんな場合に、どの媒体を用いて識別システムを構築するのが良いかを理解する。ここでは、識別コードの考え方についても触れ、どのようなデータを識別媒体に符号化するのが良いかを学ぶ。
次に、より具体的な例として代表的な二次元シンボルであるQRコードについて解説する。QRコードの仕様と特徴を説明し、どのように自動化に応用され効果を上げているかを実際の導入事例をもとに解説する。


(8)ロボットの利用(加工現場、クリーンルーム)

  講師:藤田正良氏(兜s二越 ロボット製造所 技術部長)
  「加工現場で利用するには」
加工現場で利用するには ロボットの工業適用は“加工現場”から始まった。加工用ロボットの考え方・機能について解説するとともに、溶接・塗装などの実際の適用例と導入効果をあげるためのノウハウを紹介する。

 講師:山崎保範氏(国立長野高専教授、自動化推進協会常任理事)
  「クリーンルームで利用するには」
クリーンルームで利用するには 製造現場の海外移転が進む中、日本に当面残りそうなものが「クリーンルーム作業」であると同時に、防塵の面からも自動化が強く求められている。クリーン度の考え方、クリーン化の方法及び適用例を紹介する。

(9)ロボットの利用(組立現場・安全)

  講師:渡辺清隆氏(潟fンソーウェーブFA営業部FA技術サポートセンター 部長、自動化推進協会理事)
   「組立現場で利用するには」
組立現場で利用するには 小型組立用ロボットの特長を活かしたロボット実用化事例を中心に、組立現場でのロボットシステム構築の考え方及びその手法について学ぶ。又、生産のトータルコスト低減をめざした設備の低コスト化並びに工場の管理間接機能合理化へのロボット活用手法についても学ぶ。
 
  講師:池田博康氏((独)労働安全衛生総合研究所)
  
   「ロボットを安全に使うには」
ロボットを安全に使うには 産業用ロボットを安全に使うための規格や基準が整備されてきたが、改めて安全なロボットシステムを構築するための設計の考え方や手順を、最新機械安全規格類に基づいて解説する。さらに、リスクアセスメントに基づくリスク低減方策の選定と、それらの基本安全技術と運用についても触れる。

(10)センサーと自動機械システム

  講師:飯田詢氏(飯田技術士事務所 所長、自動化推進協会理事)
   「自動化機構に用いられるセンサーとその活用法」
自動化機構には多くのセンサーが重要な働きをしている。その為センサー自体の機能(精度、安定性、耐久性)を正しく発揮する為のセンサーの選択、使用法が重要となる。本講習では、実務例を主体として解説する。又、先端的な検出器についての紹介を行う。
  「自動化機械と自動化システムを設計する」
自動化機械は、機械―電気の複合メカニズムで構成され、単体装置の複合体としてシステムが構成されている。講習(1)〜(9)で勉強した単体ユニット等を複合して、自動機システムを構築する手法を自動化ユニット及び自動化システムの事例をもとに解説する。