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自動化技術基礎講座のご案内

2008年度自動化技術基礎講座

はじめに

自動化の技術を体系化し、継承することは、メーカ・ユーザー・コンサルタント・学者研究者の横断組織である当会の責任です。
この講座を受講し、身につけることによって、「自分流の自動化技術」の成長が何年分か促進されることを願っています。
最初が総論としての「計画」、次の2つが要素としての「メカ」と「制御」、そして最後に各講座で登場する「ロボット」について焦点をあて、全10回に渡ってとりあげます。

講座の特徴

主に若手技術者の社員研修としてご利用いただいています。

法人会員は5名、個人及び特別会員は1名まで、受講料は無料です。

各講座は独立した内容となっているので、特定の講座のみを受講することも可能です。

開講の約一ヶ月前に、会員の皆様にメールおよびFAXでご案内いたします。
非会員の参加も歓迎いたします。ご案内を希望される方は、お手数ですが当会事務局までご連絡ください。

年間を通し、全講座を受講された方には、当協会より修了証をお送りしています。

2008年度 自動化技術基礎講座 開講日程(予定)

2008年度講座開講予定です。
今年度は東京、名古屋の2会場で実施する予定です。

タイトル開講日(東京)開講日(名古屋)
自動化計画T 2008年6月20日(金) 2008年6月21日(土)
自動化計画U 2008年7月11日(金) 2008年8月2日(土)
自動機のメカニズムT 2008年8月22日(金) 2008年8月23日(土)
自動機のメカニズムU 2008年9月19日(金) 2008年9月20日(土)
自動機のメカニズムV 2008年10月17日(金) 2008年10月25日(土)
自動機のメカニズムW 2008年11月21日(金) 2008年11月29(土)
自動機の制御T 2008年12月12日(金) 2008年12月13日(土)
自動機の制御U 2009年1月23日(金) 2009年1月24日(土)
ロボットの利用技術T 2009年2月20日(金) 2009年2月21日(土)
10 ロボットの利用技術U 2009年3月13日(金) 2009年3月14日(土)

    第8回の「自動機の制御U」の日程が、講師の都合により変更となりましたのでご注意下さい。
    講義内容および講師名も変更となりました。

    第10回の「ロボットの利用技術U」の日程については、東京、3月20日が祝日のため、3月13日に、
    名古屋も3月14日に変更となりましたので、ご注意下さい。

自動化技術基礎講座 演題

第一講座 自動化計画

自動化の総論としての「計画」について学びます。

自動化計画T

単元1.「自動化技術史」、「設備の本質安全化」
講師:吉川博氏(吉川技術士事務所所長、技術士、自動化推進協会理事)
基礎講座を進めるにあたって、自動化技術開発過程を俯瞰するところからはじめます。珠玉の知の遺産の存在とその活用について考えを巡らせ、直面する開発、設計業務にうまく生かす、データマイニング的な技術について説明します。
あわせて、製品や設備を開発する上で強く求められるようになってきた、本質安全化の考え方及び設計者としての対処の仕方についての概要を説明します。
単元2.「自動化設備の計画、設計」、「製品設計の改善と評価」
講師:吉川博氏(吉川技術士事務所所長、技術士、自動化推進協会理事)
自動化設備を計画、設計する場合、どの工程をどのような手段で自動化するのかを明確にする必要があります。現在のコンカレントな開発環境の中での効率的な自動化計画について説明します。また、生産量の激しい変動のなかで高品質で安定した製品を継続して生産する手段、手法についても検討します。

自動化計画U

単元3.「生産設備の構成要素」
講師:熊谷卓氏(叶V興技術研究所 代表取締役、技術士、自動化推進協会常任理事)
工場内で実際に生産を行っているのは作業ユニット群であり、その構成内容によって、第1世代から第4世代まである。本講座では、各種の作業ユニットを、実物のモジュールを組み合わせて実際に構築する実習を交えて、幅広く解説する。
単元4.「工程設計と生産性」
講師:熊谷卓氏(叶V興技術研究所 代表取締役、技術士、自動化推進協会常任理事)
生産性向上の基本は、高速化と併行作業化であり、その各々に2つずつの実行手法がある。これら合計4つの手法について、実習用生産ラインの実物を用いた実習と、シミュレーションとによって理論解説の理解を深める。

第二講座 自動機のメカニズム

自動機の構成要素を「メカニズム」と「制御装置」に分割して、第二講座・第三講座でとりあげます。

自動機のメカニズムT

単元1.「カムとリンクを設計する」
講師:西岡雅夫氏(工学博士、西岡機構研究所 所長、自動化推進協会常任理事)
カムとリンクは難解で、避けて通る設計者も多い。しかし、装置の可動部には不可欠の要素である。カム曲線とカム機構に関わる計算手順を平易に扱いながら、カムとリンクについて理解を深める。また、平面カム機構と立体カム機構、そしてトラブル解消法など、カム機構で何が出来るかを解説する。
単元2.「インデックス機構の活用」
講師:西岡雅夫氏(工学博士、西岡機構研究所 所長、自動化推進協会常任理事)
インデックス装置の種類と特徴に始まり、カタログに記載されている精度とカム曲線の意味、機種選定方法などを解説する。また、代表的な用途である回転テーブルとコンベアを例にして、計算方法と駆動系の構成など、実用するための基礎知識についても触れる。

自動機のメカニズムU

単元3.「空圧駆動と伝達機構を選択する」
講師:大川滋氏(潟Rガネイ NB本部開発部)
油空圧装置は、流体の圧力を利用したアクチュエータであり、これにも多くのタイプがある。特徴を活かすために、使用条件に応じた選定が重要である。この単元では、カタログの見方と実用事例で見受けられる間違った使い方を解説する。
単元4.「モータ駆動と伝達機構を選択する」
講師:鶴岡秀樹氏(オリエンタルモーター鞄結梹x社営業部東京支店営業技術グループ)
アクチュエータはモータ(電動機)と油空圧に大別できる。モータは電気エネルギーを機械エネルギーに変換する電磁機器だといえる。モータには直流モータ、交流モータ、ステッピングモータ、サーボモータなど様々なタイプがあり、それぞれの長所と短所を理解した上で、コストパフォーマンスを重視した選定が望ましい。この単元では、モータの最適な使い分けを中心に、各種モータの特徴を扱う。

自動機のメカニズムV

単元5.「回転と直動を正しくガイドする」
講師:会田智幸氏(THK葛Z術本部技術開発統括部技術開発第一部)
回転軸受を導入話題として、直動案内について説明する。直動案内は、日本発の技術であるが、昨今、国際規格として新しく制定されようとしている。この直動案内の種類と特徴、選定の考え方について概説した上、特にオプションについても解説する。
単元6.「自動供給と回収のノウハウ」
講師:浜谷徹氏(潟nイテック精工 取締役相談役、自動化推進協会理事)
搬送手段は自動機をサポートする周辺装置である。自動機、製品、環境条件等に応じて、コンベア、送り棹、無人搬送車、ロボット、空気圧など千差万別なシステムが利用されている。規格化あるいはカタログ化出来るものではない。機械加工、組立、包装といった工程の視点から、また自動車部品、電子部品、食品などの業種的な観点から、実用事例とノウハウを分析する。

自動機のメカニズムW

単元7.「自動化機構に用いられるセンサーとその活用法」
講師:飯田詢氏(飯田技術士事務所 所長、自動化推進協会理事)
自動化機構に用いられるセンサーとその活用法 自動化機構には多くのセンサーが重要な働きをしている。その為センサー自体の機能(精度、安定性、耐久性)を正しく発揮する為のセンサーの選択、使用法が重要となる。本単元では、実務例を主体として解説する。又、先端的な検出器についての紹介を行う。
単元8.「自動化ユニットと自動化システムを設計する」
講師:飯田詢氏(飯田技術士事務所 所長、自動化推進協会理事)
自動化機構は、機械―電気の複合メカニズムで構成され、単体装置の複合体としてシステムが構成されている。単元1〜7で勉強した単体ユニットを複合して、自動機システムを構築する手法を自動化ユニット及び自動化システムの事例をもとに解説する。

第三講座 自動機の制御

自動機制御の構成要素としての「プログラマブルコントローラ(PLC)」と「モーションコントロール」について学びます。

自動機の制御T

単元1.「ゼロからはじめるシーケンスプログラム1」
単元2.「ゼロからはじめるシーケンスプログラム2」
講師:熊谷英樹氏(叶V興技術研究所、メカトロニクス技術認定試験委員)
自動化ラインを構築する際にプログラマブルコントローラ(PLC)は制御系の要です。本講座では、PLCを使った制御システムを作るうえで必要となる基本的な知識の習得を目標にしています。PLCの構造の話から、自動化システムを制御するプログラムの作り方までの一連の技術をやさしく解説します。
題目
1.シーケンス制御とは
2.PLCを使った制御方法
3.PLCの構造と内部演算
4.簡単な制御プログラムの作り方
5.自動化装置のシーケンス制御
6.自動化ラインとPLC制御

自動機の制御U

単元3.「モーションコントロールの基礎と実際」
講師:古川潤氏(THK凱RCセンター制御開発グループ チームリーダー)
モーションコントロールについて初心者を対象とした内容です。
モーションコントロールボードの機能や使い方を中心に、位置決め制御の基本的な技術をやさしく解説します。
     クロソイドスプライン補間、スマートカムによる加減速制御を用いたモーションコントロールについて、実際の使      用例を交えて説明します。
単元4.「モーションコントロールの計算術」
講師:須田 大春氏(SDL 代表取締役、自動化推進協会 事務局長
    モーションコントロールのためには、どうしても計算が必要となります。図形、加減速曲線、軸分解、サーボと運    動方程式、転流と励磁シーケンスの5つの計算について、教科書に書かれることのなかった「計算術」を解説し    ます。  

第四講座 「ロボットの利用技術」

加工現場や組立現場、そしてクリーンルームなどでのロボットの利用の仕方、そして、ロボットを安全に使うにはどうしたらよいか、など、ユーザーが自動化のツールとしてロボットを利用し、安全に活用するための方法を学びます。

ロボットの利用技術T

単元1.「加工現場で利用するには」
守田隆一氏(活タ川電機ロボティクスオートメーション事業部ロボット工場応用技術部応用技術第2課 課長)
加工現場で利用するには ロボットの工業適用は“加工現場”から始まった。加工用ロボットの考え方・機能について解説するとともに、溶接・塗装などの実際の適用例と導入効果をあげるためのノウハウを紹介する。
単元2.「クリーンルームで利用するには」
講師:山崎保範氏(国立長野高専教授、自動化推進協会常任理事)
クリーンルームで利用するには 製造現場の海外移転が進む中、日本に当面残りそうなものが「クリーンルーム作業」であると同時に、防塵の面からも自動化が強く求められている。クリーン度の考え方、クリーン化の方法及び適用例を紹介する。

ロボットの利用技術U

単元3.「組立現場で利用するには」
講師:渡辺清隆氏(潟fンソーウェーブFA営業部FA技術サポートセンター 部長、自動化推進協会理事)
組立現場で利用するには 小型組立用ロボットの特長を活かしたロボット実用化事例を中心に、組立現場でのロボットシステム構築の考え方及びその手法について学ぶ。又、生産のトータルコスト低減をめざした設備の低コスト化並びに工場の管理間接機能合理化へのロボット活用手法についても学ぶ。
単元4.「ロボットを安全に使うには」
講師:池田博康氏((独)労働安全衛生総合研究所)
ロボットを安全に使うには 産業用ロボットを安全に使うための規格や基準が整備されてきたが、改めて安全なロボットシステムを構築するための設計の考え方や手順を、最新機械安全規格類に基づいて解説する。さらに、リスクアセスメントに基づくリスク低減方策の選定と、それらの基本安全技術と運用についても触れる。